先日の大阪巡りで散策した中之島付近では、歴史的な建築物にも多数出会うことができます。




写真は大阪市中央公会堂。この建物は築100年以上経っていますが、免振レトロフィット(鳥取県庁と同様の工法)による耐震改修を経て、今も現役で使われています。前回の記事で紹介した『大阪中之島美術館』の公開設計コンペティションは、この建物のホールで行われました。安藤忠雄氏の『子ども図書館』も、この建物のすぐ横にあります。
ところで、大阪の歴史的建築物に関連するドラマ、『名建築で昼食を』の大阪編が放送されています。池田エライザさんと田口トモロヲさんが主演で、名建築を紹介しつつランチを食べるというものです。私は以前に放送されていた東京編から継続して視聴していますが、これが大変面白い。
建物の見どころを的確に紹介しているため、予備知識がなくても無心で見ることができます。ドラマ仕立てとなっていますが、ストーリーはあくまで補助的な位置づけです。それゆえ、何話か飛ばしても全く問題はありません。『孤独のグルメ』のような感じ、といえば分かりやすいでしょうか。興味のある方は視聴をお勧めします。
鳥取から大阪へ遊びに行かれる方は多いですが、買い物などが目的になりがちです。しかし、買い物をする繁華街に多数のレトロな建築物が現存するのも大阪の街の特徴です。ドラマを見てから行くと、次から大阪巡りが少し楽しくなるかもしれません。
※このドラマは鳥取では放送されていません。Tverで視聴可能です。