先日、休暇を利用して京都へ行ってまいりました。京都と言っても古都の方ではなく、『海の京都』のキャッチコピーがつく北京都方面です。
建築士が絡む旅行には、建物の見学がつきもの(?)です。一緒に行く家族にとっては、休暇中も仕事・・・と思うことでしょう。ですが! 好事例がそこら中にあることは、建築の良いところでもあるのです。ということで、訪れた建物などを一部ご紹介。(2回に分けます)
旧加悦町役場
鳥取市から豊岡市を経由し、与謝野町へ。国道178号線を中心に2時間ちょっとのドライブ。意外に近い。ちなみに、国道178号線は語呂合わせで『イナバ』となりますが、因幡の国:鳥取まで繋がっているのは何らかの由縁があるのでしょうか?(ダジャレではなく、本当に疑問)
さて、こちらは築90年ほど経っている役場庁舎です。耐震改修が行われて綺麗になっていますが、レトロな意匠はそのまま。内部は建物見学できるほか、丹後ちりめん(織物)のコースター製作体験が楽しめます。




旧尾藤家住宅
旧加悦町役場より続く『ちりめん街道』にある、江戸時代より続くちりめん商家です。増築を繰り返し行った形跡があり、和と洋の作りが入り混じった面白い建物となっています。ちなみに、『ちりめん街道』を歩いていると、今でもそこら中から織機の音が聞こえ、地域の伝統を感じることができます。(猛暑ですが、頑張って歩きました)




天橋立
与謝野町より車で15分程度で到着。ここは建物ではありませんが、観光名所ですから説明不要でしょう。
なお、天橋立を見下ろすスポットは2か所あります。北側が傘松公園、南側が天橋立ビューランドというスポットですが、地元の方の話では、南から見た方が砂浜がきれいに見えるのでオススメとのことです。




この後は舞鶴市へと移動し、美味しい魚と地酒を楽しみました。移動途中には、前職で設計に携わった建物が見えたりして懐かしい気持ちに。
鳥取も含め、日本海側は夏の景色が段違いに良いと感じます。海の透明度が高いこともあるでしょうか。北京都方面は高速道路が未開通につき下道を走る距離が長いのですが、全く退屈しませんでした。鳥取市から下道で2~3時間程度で、高速料金もかかりません。近場の観光スポットとして是非お勧めします。